【8】 三連星 抑えの方向
日時: 2019/06/22(Sat) 16:51
名前: 中尾公哉

義行先生、お久しぶりです。お元気でしたか。(*^_^*)
中尾は、元気ですよ!!!

今回、実戦で以前、似たような展開ができましたので、今回、「呉清源 新布石構想 黒の打ち方 白の打ち方」(誠文堂新光社 出版)p119から質問いたします。

呉清源先生は、黒37までの展開で、「黒が優勢」と仰っています。
「要するに、2図(A)のハサミに白1とサンサンに入るなら、以下、白9までは定石ですが、黒は10から14までと上辺に展開して、黒が悪くありません。その後、白15から23と上辺を消しにきても、今度は、黒は24から30までと左辺を盛り上げていきます。となると、白は全局を見渡しても地がなく、薄い石もあったりするので、黒が優勢です」

「なお、2図の黒2で、3図(変化図)の1とオサエるのは、一見広い方に打っており、5までで一段落ですが、その後、白6と入られて、以下、白12までのようになると、黒は一方地になる恐れがあります。ですから、どうしても右辺を広げたいのなら、譜の黒7のボウシよりも4図の1のツケの方が形としては厚いでしょう。」

普通、三連星の基本戦略として、黒9は、価値の高い右辺の方からオサエルのが常識とされていますが、この局面、義行先生の善悪のご意見をお聞かせください。

教えてください。よろしくお願いします。