【8】 無理手への考え方
日時: 2017/09/26(Tue) 15:43
名前: TwinkleC

東洋囲碁で大変お世話になっております。
先日、義行流革命的格言講座応用編にて無理手を咎めるにあたり、無理手が複数ある場合は罪の重さを考えると教えていただきました。
実戦は私の白番です。私が少し長考してしまい黒11までとなりました。
黒は5と右上にかかり白が6とうけ、上辺を開かず右辺に展開しました。ここで右上隅を中央にでて分断するのでは、上辺、右辺ともに開かれる進行となるのではと考え8とはさみ黒の根拠を奪いにいきました。すると左上にカカリを打たれ、悩みました。とりあえずハサミと自分自身の安定の開きである一石二鳥の10と打ちました。黒は11のスベリ。

ここでどんな罪が黒にあるのかを考えてみました。
@5を放置している罪
A11とすべることにより、白が受けたとしたならば後に三々の味を消し、かつ、根拠を完全に確保したわけでもない罪
B7を開かない罪
重罪は@と考えましたが、ここでは2が寂しいのでなにかしら受けてから考えるべきとも思い、何を優先して打つべきなのか困惑してしまいました。「取りたい石には最初は近付くな!」「追いつかない石は追いかけるな!」という格言も頭に過り、5の自然消滅路線も悪くないと思いました。

白8,10の良し悪しと、黒11とまでなった局面で白が優先して考えなければならないことを教えていただけたら幸いです。