2007年9月25日 (火)
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今週の格言
大斜にカケられたらまずは対角を見よう!☆☆☆



ひろみ 囲碁クラブで最近、大斜ガケをよく打たれるのだけれど対応が難しくて困っているの。お兄ちゃん、何か良い方法はないのかしら?

義行 大斜ガケは変化が多く難しい定石なのだよ。でも大丈夫、今日はお兄ちゃんがとっておきの簡単対処法を教えてあげるからね。

ひろみ わ〜い、嬉しいな♪

義行 では早速教えてあげよう。白6と大斜ガケされた時、最初にすることは対角(この場合は右下隅)を見ることなのさ。



ひろみ 「対角を見る」たったそれだけ?

義行 そう、最初はそれだけ。この場合、対角(右下)は黒だよね。なら黒1のツケでOK!白2白4と打たれると難しい戦いになりそうだけれど黒5と上をつげば白6には黒7黒9でシチョウ。

ひろみ そうか、対角を見る理由はシチョウの良し悪しを確認するためだったのね。



義行 そう言うこと!この後は白1のトビが相場かな。そこで黒2とポン抜きすれば白3は省けず黒4まで黒は不満なし。

ひろみ なるほどね。じゃあもしシチョウが悪い時はどうすれば良いの?



義行 シチョウが悪いとすればこんな局面かな?この場合は黒7のナラビが簡明な好手だよ。白aには黒bで楽々中央に進出できるだろう。白8のコスミなら黒9のトビでこれも心配なし。右下が白なら左下は黒があるはずだから白4白8の厚みはそれほど働かないと言うこと!

ひろみ どちらも簡単ね。これなら私でも覚えることが出来そう♪これまでは大斜にカケられたらパニック状態になっていたけれどこれからは落ち着いて打つことが出来るわ!

義行 それは良かった!大斜ガケも簡単な定石を選べば怖れなくても良いと言うことだね。

ひろみ は〜い、もう大斜ガケを怖がりません!