2007年5月15日 (火)
バックナンバー

今週の格言
馬の顔にはもうひとつの顔がある!☆☆☆



義行 今日は「馬の顔」について勉強するからね。ひろみちゃんは「馬の顔」って何だか知っているかい?

ひろみ もちろん知っているわよ!黒1と打つ手が「馬の顔」でしょ。

義行 正解、よく知っているね。じゃあ「馬の顔」に打つ目的は?



ひろみ そんなの簡単!白1と受けさせて黒2と模様を広げることが目的に決まっているわ。



義行 なるほど、では白1と打たれたらどうするのかな?



ひろみ これも予定通り黒1と模様を広げる一手だと思うわ!

義行 そこで白2と打たれたら?

ひろみ こうなったら黒3と広げるしかないかな・・・

義行 白4白6のオシから白8と打たれたとして全体をよく見てご覧。本当に黒はこれで良いと思うかい?

ひろみ う〜ん、何だか白の模様のほうが大きいような気が・・・



義行 そうだろう!もし黒が模様を広げることだけを目的とするのであれば黒aと「馬の顔」に打たず黒1とでも打ったほうが良いと思うよ。これなら白2には黒3白4には黒5で黒は模様を張ることが出来るよね。

ひろみ 本当ね。これなら黒aの「馬の顔」は必要ないわ。これまで「馬の顔」は模様を広げることだけが目的だと思っていたのだけれども考え方が間違っていたのね。



義行 「馬の顔」の一番の目的は白にaと受けてもらって黒bと模様を広げることなのさ。ただし白がaと受けてくれない時もあるよね。そんな時のために「馬の顔」のもうひとつの顔を教えてあげよう

ひろみ 「馬の顔」のもうひとつの顔!?いったいどんな顔があるの(笑)

義行 考えてみてご覧!黒1に対し白aと受けてくれたら黒bだよね。と言うことは白が黒bに打たれることを嫌がり白2と打って来た時は当然・・・

ひろみ あっ、そうか!白が受けなかった上辺に侵入するべきなのね。

義行 その通り。「馬の顔」とは白aと受けてくれたら黒bと模様を広げ受けなかった時は黒3と侵入する手だと覚えておくのだよ。

ひろみ は〜い、これからは模様一本槍ではなく柔軟な考えで「馬の顔」へ打つようにしま〜す!