2007年3月15日 (木)
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今週の格言
封鎖はマンツーマンで!☆



ひろみ 最近高段者の方に九子で教えてもらうのだけれどいつも序盤で失敗してしまうのよね。お兄ちゃん、どこが悪いか教えてくれないかな〜

義行 了解、では早速その碁を見てみようか。

ひろみ 黒6まで黒の打ち方はどう?

義行 うん、黒は上手に打っていると思うよ。白7のヒラキの後はどうなったのかな?



ひろみ いつも右辺の白を封鎖するために黒1と「馬の顔」に打っているわ。

義行 白は白2白4と打って来るだろう。

ひろみ そう、よくわかったわね!そうなの、黒1には白2白4と打たれてどうもこの辺りから調子がおかしくなってしまうのよ。



義行 で、この後は?

ひろみ ▲が取られないように黒1と逃げることが多いかな。でも・・・

義行 白2白4から白6とカケられて取られてしまうの(涙)」ってところかな(笑)

ひろみ もう、笑わないで!私にとっては深刻な問題なのよ。



義行 ごめん、笑ったりして悪かったね。お詫びにどこがいけなかったのか教えてあげよう。ひろみちゃんは△の二子を封鎖するために黒aと打ったのだけれどよく考えると△の二人を黒aの一人で封鎖する(押さえ込む)ことは無理だと思わないかい?

ひろみ そう言われるとそんな気がして来たわ。

義行 だろう。だからこの場合は無理な(不可能な)封鎖をせず黒1と鉄柱に打ち上辺を地にすれば黒は充分だろう



ひろみ そうか!これまでは出来もしない封鎖を無理にしようとしていたから反撃され困っていた訳ね。じゃあ△を封鎖することは最初からあきらめるしかないのかな?

義行 そうでもないよ。白1とスベリを打たれた時は▲の間に白はまだ△の一人しかいないだろう。だから黒aと受けずに今黒2と「馬の顔」に打てば簡単に封鎖することが出来るのさ!白3と打たれたら黒4で封鎖完了。

ひろみ なるほど、二人を一人で押さえ込むことは無理だけれど一人なら一人で押さえ込めるのね!

義行 そう言うこと。一人は一人で封鎖して相手が二人になった時は味方も二人に増員すれば大丈夫!封鎖をするときはマンツーマンが基本と覚えておいてね。

ひろみ よくわかったわ。これからは「封鎖はマンツーマンで」を合言葉にして頑張りま〜す!