2007年2月15日 (木)
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今週の格言
置碁では敵のキズより我のキズ!☆☆



ひろみ お兄ちゃん、今回の格言から☆がついているのだけれどこれは何?

義行 ☆の数は格言のレベルを表しているのさ。☆は二桁級の初心者、☆☆は一桁の級位者、☆☆☆は有段者向けの内容なのだよ。

ひろみ と言うことは今日のは☆☆だから私にピッタリなのね♪

義行 そう言うこと。じゃあ早速勉強を始めよう。四子局で白1のカカリに黒2とケイマ受けしたところ白3から白5とツケバネを打たれたら黒はどうする?



ひろみ 白はキズだらけね。わかった!黒1から黒3と打ち△を取るのが正解でしょ。



義行 そう来ると思ったよ(笑)でも白1と切られたらどうするの?黒は黒2とツグよりないかな。そこで白3白5と打たれた形を見てご覧。

ひろみ うわぁ、黒はサカレてひどい形ね。

義行 そうだろう、自分のキズをかえりみず白のキズばかりを追求するからこんなひどい目に遭うのだよ。



ひろみ 隅の白1子を取りに行ったのがまずかったのね!それなら黒1黒3とまとめて分断するのはどう?

義行 もう、わかってないな〜!白4と切られたらどうするの!?互先ならまだしも四子置いた黒がこの後対等に戦えると思うかい?

ひろみ 思いませ〜ん・・・



義行 だろう。置碁の場合はまず敵(白)のキズより我(黒)のキズを心配するのが先決なのだよ。この場合も黒1と黒のキズを防ぐのが大切な一手!白も次に黒aやbと打たれると困るので白2の補強は仕方がないよね。 そこで黒3と二間ビラキを打てば何の問題もないだろう。

ひろみ 本当ね!これなら黒は何の心配もないわ。相手にキズがあるとつい切りたくなってしまうのだけれどこれからは自分にもキズがないかを注意することにしま〜す。



義行 それでは宿題だよ。黒4の押さえに白5のフクレを利かしてから白7とハネられたら黒はどう受けるのかな?

ひろみ 今習ったところだから大丈夫!任せておいてね。

義行 頼もしいお言葉だね!期待しているよ。