2006年9月25日 (月)
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今週の格言
タケフからフクレは打つな!



義行 今日の格言はお兄ちゃんの指導碁で出来た形がテーマ図なのだよ白1黒2とハサミを打った後、白3から白9まではよくある定石だよね。ここでひろみちゃんならどう打つ?

ひろみ そうね〜、黒10とフクレを打つのはどうかしら?フクレは好形でしょ!



義行 黒aのフクレが本当に好形であれば、反対に(もし白番の場合)白aとノビる手も好形のはずだよね。白a のノビは良い手だと思うかい?

ひろみ 白aは確か「タケフの両ノゾキ」と言う悪い形だったような気がするわ。でもどうしてタケフの両ノゾキは悪い形なの?

義行 タケフは絶対に切られない。切られないと言うことはbやcに黒石があるのと同じことだよね。bやcに黒石があると考えると△や白aは切ることの出来ないところをノゾいている意味のない手になると言う訳だよ。

ひろみ そうか、わかったわ!だから反対にbに黒石があると考えると黒aのフクレも効率の悪い一手になると言うことね。

義行 その通り!黒bに石があると考えると黒aは愚形だよね。だから「タケフからフクレを打つな」なのさ。この場合は黒1黒3と打つのが正解!もし▲がない時は黒1で黒dが冷静な一手!



ひろみ なるほどね〜、じゃあ三子局で白1の目外しに黒2とカカリを打ち白9までとなった時も黒10とフクレを打つのはいけないのね。

義行 そう、この場合も黒はaに石があるのと同じことなので黒10のフクレは形が悪いのだよ。

ひろみ 黒10ではどう打てば良いのかしら?



義行 黒はaに石があると考えて黒1と二間にヒラキを打つのが正解。

ひろみ タケフは強い形だから、その強い石からフクレを打つのは効率が悪いのね。これからは絶対にタケフからはフクレを打たないようにしま〜す!

義行 その気持ちを忘れないようにね。