2006年8月05日 (土)
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本日の格言

生命線を切られたら碁は終わり!



義行 今日は白1に対する黒の次の一手から勉強するよ。次の一手は考えて来たかい?

ひろみ もちろんよ!相手の立場になって考えた時に白が打ちたいところへ打てば良い訳でしょ。もし私が白の立場なら次にきっと上辺を連絡したいと思うわ。と言うことで黒2と打って白のワタリを止めるのはどう?

義行 なるほど。じゃあ白3と三々に入られたら?



ひろみ ▲と打った手前黒1と分断する一手!

義行 白2から白8までの定石になったとしてこの結果をひろみちゃんはどう思うのかな?

ひろみ う〜ん、上辺の形は良くなったけれど右辺の三連星の半分がガラガラね。本当は右辺を大模様にしたかったのに・・・

義行 「こんなはずじゃなかったのに」と言う感じかな(笑)いいかい、白は△から▲に打ちたいとは思っていなかったのだよ。もし▲に打ちたいのであれば最初から△に打たずに▲へ打ってくるはずだよね。

ひろみ そうか、▲は白が打ちたいところではなかった訳ね。



義行 いいかい、大模様の布石では「生命線」といわれる大切なラインがあるのだよ。もちろんこの碁にもあるのさ!

ひろみ 生命線?!手相の生命線と同じようなものなの?

義行 そう、この「生命線」のラインを切られたらその碁は終わりと言っても良いくらい大切なラインなのだよ。この碁では二つの▲を結ぶラインが「生命線」なのさ。もし白1と打たれたら黒はどうするの?

ひろみ 本当は黒aと打ちたかったのだけれど白bとツケられるとバラバラになりそうなので黒2と一間に受けるくらいかな。

義行 そこで白3と打たれた形をみてご覧。黒はどんな気分だい?



ひろみ 左上の黒四子が孤立してとっても嫌な感じだわ。そうか、わかった!黒2から黒4と打ち生命線をつなげれば良いのね。

義行 お見事〜!白5のトビには?

ひろみ 今度は▲を結ぶラインが生命線だと思うわ。だから黒6と打つ一手!

義行 うん、完璧だね!これからは模様を張った時はまず生命線を確認するように。

ひろみ は〜い、頑張って生命線を探します〜!