2006年7月25日 (火)
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本日の格言

打つところがわからない時は相手の立場に立って考えよう!





ひろみ この前、囲碁サロンで打ってもらった三子局を見てくれる。左上はお兄ちゃんに教えても らった定石を相手が打ってくれたのでラッキーだったのよ。でも白15と打たれた時に黒はどこに打てば良いかわからなくなっちゃった。結局わからないまま黒16と打ったのだけれど良くなかったみたい。打つところがわからない時はどう考えたら良いかを教えて欲しいな!

義行 よし、わかった!ところで黒16の他に考えた手はあるかい?

ひろみ 黒aやbも考えたわ。



義行 打つところがわからなくなった時の考え方で大切なことは「相手の立場に立つ」ことなのだよ。もしここで白番だとしたらひろみちゃんは白1と打たれると困るのかな?

ひろみ 黒2と受けるくらいでぜんぜん困らないわよ。

義行 そうだろう、白は白1なんて打って来ないよね。と言うことは黒も白1の辺りに打つ必要はないのさ。



ひろみ なるほど、相手が打ちたくないところに打つ必要はない訳か。白1黒2黒6で困らないから黒は白3に打つ必要もないのね。

義行 白aと打たれるのは?

ひろみ 黒bで不満はないので黒cも急ぐ必要はなし



義行 そうだよね、ひろみちゃんが最初に考えた手は白にとってはあまり打ちたくない場所なのだよ。この局面でもし白番だとすればひろみちゃんはどこに打ちたいと思う?

ひろみ 一番黒地になりやすい右辺下側に白1かaと打ち込んでいきたいな。そうか、相手が打ちたい場所がわかれば黒はそこへ打てば良い訳ね。



義行 そう言うこと!この局面では黒1と鉄柱に打ち白aやbの打ち込みを防ぐのが正解。

ひろみ ひろみ: 「打つところがわからないときは相手の立場に立って考える」言われてみれば普通のことなのだけれど実戦では自分のことばかり考えてしまうから余計わからなくなってしまうのね。

義行 じゃあ宿題だよ。今日勉強したことを活かして白2と打たれた時に黒は次の一手をどこに打てば良いかを考えて来てね。

ひろみ 白ならどこに打ちたいかを考えれば良いのね。頑張って考えて来ま〜す。