2005年11月27日 (日)
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今週の格言
星へのケイマガカリ、応手は6通り覚えればOK!


義行 ひろみちゃんは星に白1とケイマガカリを打たれた時の応手は何通りくらい覚えているかい?

ひろみ 自慢じゃないけれど私は定石をほとんど知らないのよね。よく打つ手は黒2の一間とaのケイマの2通りかな。

義行 たったの2通り!?それでは本当に自慢出来ないよ(笑)

ひろみ そんなこと言われても・・・定石を覚えるのは苦手なのだから仕方ないでしょ(怒)いったい何通り覚えれば良いの?



義行 ちゃんと教えてあげるからそんなに怒らないでよ。白△のカカリの応手はまず反対側に受ける手がa〜dの4通り、ハサミがe〜jの6通り、中央に発展させる手がk〜mの3通り、隅のスベリを防ぐ手がn〜qの4通りと何と17通りあるのだよ。

ひろみ ひぇ〜!17通りなんて無理無理、絶対に覚えられないわ。

義行 もう、早合点しないの!誰が17通り覚えろって言った?いいかい、定石は同じ目的の手が複数ある場合はその中で一番よく打たれる手をひとつだけ覚えれば良いのさ。この場合も同じ目的の手が何通りもあるよね。だから目的別に1通りずつ覚えればOKって訳!

ひろみ 良かった〜「17通り覚えなさい」と言われたらきっと碁をやめていたと思うわ(笑)と言うことはお兄ちゃんがさっき分類した受ける手、ハサミ、中央に発展させる手、隅に打つ手をひとつずつ計4通り覚えれば良いのかな?



義行 まあそんなところなのだけれど3線と4線の受け、狭いハサミと広いハサミでは目的が全く違うので最低6通りは覚えるように。

ひろみ 6通り覚えるのね。う〜ん、私の能力では限界ギリギリのような気が・・・(笑)で、いったいどの手を覚えれば良いの?

義行 受ける手はaの一間とbのケイマの2通り、ハサミもcとdでは目的が違うのでこのふたつを覚えること。後はeの上ツケとfのコスミツケの計6通りだよ。

ひろみ よ〜し、頑張って覚えるわ!ところでこの6通りはどう使い分ければ良いのかしら?それともどれを選んでも構わないの?

義行 もちろん状況によってどの手を選ぶかを決めるのだよ。たとえばこの場合は黒aの一間受けとdの狭いハサミが良くて他の4通りは良くないのさ。

ひろみ なるほど、目的の違う手を6通り覚えておけばどんな局面にも対応出来ると言うことね。

義行 さすがひろみちゃん、理解が早いね!では次回からはそれぞれの手の目的を格言にして教えてあげることにするか。

ひろみ 嬉しいな〜♪ではヨロシクお願いしま〜す!