2005年4月24日 (日)
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今週の格言
捨てられない石からのヒラキは必ず二間!

義行 今日はアマチュアの方がよく間違えている形の勉強だよ。黒1とカカリを打ち白2の受けに黒3のスベリを利かして黒5とヒライている方が多いようだけれどこの打ち方、ひろみちゃんはどう思う?

ひろみ 黒5はaの二間ビラキが普通かな〜?でも黒5でも別に構わないと思うわ。

義行 じゃあ白6と打ち込んで来られたらどうするの?


ひろみ 黒1とツケて白を封鎖しに行くわよ。黒15まで上辺は荒らされても厚いから黒に不満はないわ。


義行 そうだね。では黒1白2とカカラれたら黒はどう打つのかな?

ひろみ 黒1が中央指向の一手だから黒3とハサミたいな!

義行 うん、その考え方は正しいと思うよ。白4には黒5黒9が予想されるけれどここで 白10 と打ち込まれたら黒はどうするの?


ひろみ この場合は上辺で白に生きられると右上の定石が働かなくなるのでaのツケは打てないわね。右上の定石を活かすには黒1の鉄柱かな?

義行 白2のコスミには?

ひろみ う〜ん、なんだか黒が苦しそうね。黒△白△の交換がなければ三々に振り替わることが出来たのだけれど・・・そうか、黒はスベリを打つと振り替わることが出来ないので黒1と鉄柱に打ちたくても打てなくなってしまう訳ね。


義行 その通り!だから黒3と打った時は黒1黒3は捨てられない石になり絶対に切られないように黒5と二間にヒラクのが常識なのさ。もし黒aと打ちたければ黒3を打たなければ良いのだよ。

ひろみ 了解〜!黒1黒3からaと打つのがいけない理由がよくわかったわ。これからスベリの後は必ず二間ビラキ(bのケイマはOK)をしま〜す!