2005年2月20日 (日)
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今週の格言
四子局、2手目のハサミは問題手!☆☆☆



義行 いつも革命的格言講座をご購読下さりありがとうございます。
今週の格言「四子局、2手目のハサミは問題手!」はこれまでの常識を覆す本当に革命的で過激な格言なので、なかなかご理解を頂けないと思いますが「そんな考え方もあるのか」くらいに軽く読み流して下さいね。

ひろみ へぇ〜、そんなにすごい格言なの。早く教えて!

義行 では早速勉強してみよう。ひろみちゃんは四子局でのカカリにはいつもどう応じているのかな?

ひろみ そうねぇ、これまではaと受けることが多かったのだけれど最近は厳しくとハサムようにしているわ。

義行 そのが問題手と言うのが今週の格言なのだよ。どう、革命的で過激だろう?!

ひろみ 確かに・・・でもこれまでそんな話、聞いたことないよ!は難しいけれど厳しくて良い手だと本にも書いてあったわ。

義行 じゃあ聞くけどの目的は?

ひろみ を攻めて右辺を有利にすることじゃないの。

義行 右辺重視と言うことだよね。ただ重視するのならがある右辺よりもない上辺の方が良いと思わないかい?

ひろみ そう言われるとそんな気もしてきたわ。地は白がない上辺の方が作りやすいものね。はaの方が良かったのかしら?



義行 そう、黒はわざわざ白がある右辺を重視する必要はないからね。上辺なら地模様にすることはで簡単だよ。

ひろみ なるほど、と打たれた瞬間に右辺は黒にとって上辺よりも不利な場所になったわけなのね。そう考えれば右辺を重視することの方が不自然に思えてきたわ。と、言うことは四子局で黒はハサミを打ってはいけないの?



義行 そんなことはないよ。の受けにとカカラれた時にのハサミはOK!

ひろみ どうしてなの?は黒aのハサミと同じに見えるのだけれど。

義行 それが全然違うんだよ。白の初手は無理な手だと思うかい?

ひろみ 当然の一手でしょ。互先の碁でも星にカカリは問題ないもの。

義行 そうだよね、だから無理ではないを黒aとハサムのは置碁では無理な考え方なんだ。でもはどうかな?

ひろみ 白はaとヒラクべきなのに手を抜いているし右上はがあるからよりもずっと弱く無理な一手なのね!

義行 そう!だから上辺はのハサミが絶好の一手になるのさ。元々黒は上辺を重視する目的でと一間に受けたのだからには一貫性もあるんだよ。

ひろみ 同じハサミでもえらい違いね。四子局で黒がハサミを打つのは白が無理なカカリを打ってきた時だけと覚えておくわ。

義行 これからは厳しいからと言ってむやみにハサンでいかないように気を付けるんだよ!

ひろみ は〜い、肝に命じます。



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